概要
サッカー日本代表とは、日本サッカー協会が編成する、日本を代表する男子サッカーチームです。FIFAワールドカップ、AFCアジアカップ、EAFF E-1サッカー選手権(旧:東アジアサッカー選手権)の出場経験を持ちます。
歴史
1917年:極東選手権競技大会に初参加
1954年:FIFAワールドカップ予選に初参加
1968年:メキシコオリンピックで銅メダル獲得
1992年:初の外国人監督としてハンス・オフト就任
1993年:「ドーハの悲劇」でW杯出場を逃す
1998年:フランスW杯で初出場、グループリーグ敗退
2002年:日韓W杯で初のベスト16進出
2010年:南アフリカW杯でベスト16進出
2011年:AFCアジアカップ優勝(4回目)
2018年:ロシアW杯でベスト16進出
2022年:カタールW杯でベスト16進出、グループリーグでドイツとスペインに勝利
この歴史を通じて、日本代表は徐々に国際舞台での実力を高め、特に1990年代後半からは世界の強豪国と互角に戦える力をつけてきました。近年では、W杯でのベスト16進出が常態化し、アジアの強豪国としての地位を確立しています。
戦歴
FIFAワールドカップ
- 1998年フランス大会:グループリーグ敗退
- 2002年日韓大会:ベスト16
- 2006年ドイツ大会:グループリーグ敗退
- 2010年南アフリカ大会:ベスト16
- 2014年ブラジル大会:グループリーグ敗退
- 2018年ロシア大会:ベスト16
- 2022年カタール大会:ベスト16
- 2026年サウジアラビア大会:未定
これまでの日本代表の成績を見ると、グループリーグ敗退とベスト16進出を繰り返しながら、徐々に実力をつけてきたことがわかります。特に、2010年以降は数回ベスト16に進出しており、安定した成績を残しています。
AFCアジアカップ
- 1988年:グループステージ敗退
- 1992年:優勝
- 1996年:ベスト8
- 2000年:優勝
- 2004年:優勝
- 2007年:4位
- 2011年:優勝
- 2015年:ベスト8
- 2019年:準優勝
- 2023年:ベスト8
- 2027年:未定
AFCアジアカップでは、特に、2000年から2011年にかけては3大会連続で優勝を果たすなど、アジアサッカーにおいて強烈な存在でした。しかし、2019年に準優勝、2023年にベスト8と、以前ほどの強さは見られませんが、依然としてアジアの強豪国の一つとしての地位を維持しています。
EAFF E-1サッカー選手権(旧:東アジアサッカー選手権)
- 2003年:優勝
- 2005年:準優勝
- 2008年:3位
- 2010年:2位
- 2013年:優勝
- 2015年:優勝
- 2017年:2位
- 2019年:優勝
- 2022年:優勝
東アジアカップは、東アジアサッカー連盟(EAFF)加盟国による地域大会で、通常2〜4年ごとに開催されています。日本代表は、この大会で優勝4回、準優勝3回と、安定した成績を残しています。特に2013年以降は、複数回優勝を果たしており、東アジア地域での強さを示しています。
主な歴代選手
フォワード/FW
- 釜本邦茂
- 三浦知良
- 中山雅史
- 高木琢也
- 武田修宏
- 城彰二
- 高原直泰
- 大黒将志
- 巻誠一郎
- 玉田圭司
- 大久保嘉人
- 岡崎慎司
- 大迫勇也
- 浅野拓磨
- 前田大然
- 上田綺世
これらの選手は、それぞれの時代において日本代表のフォワードとして活躍し、チームの得点源として重要な役割を果たしてきました。三浦知良(カズ)や中山雅史などの初期の選手から、最近の大迫勇也や南野拓実まで、日本サッカーの発展とともにフォワードの役割や特徴も変化してきています。
ミッドフィルダー/MF
- ラモス瑠偉
- 柱谷哲二
- 水沼貴史
- 北澤豪
- 福田正博
- 長谷川健太
- 森保一
- 名波浩
- 中田英寿
- 中村俊輔
- 小野伸二
- 稲本潤一
- 遠藤保仁
- 長谷部誠
- 本田圭佑
- 香川真司
- 柴崎岳
- 原口元気
- 遠藤航
- 鎌田大地
- 守田英正
- 伊東純也
- 南野拓実
- 堂安律
- 久保建英
これらの選手たちは、それぞれの時代において日本代表のミッドフィールドで重要な役割を果たしてきました。攻撃的なミッドフィルダーから守備的なミッドフィルダーまで、様々なタイプの選手が含まれています。
ディフェンダー/DF
- 井原正巳
- 堀池巧
- 都並敏史
- 秋田豊
- 名良橋晃
- 岩本輝雄
- 岩政大樹
- 宮本恒靖
- 森岡隆三
- 松田直樹
- 中澤佑二
- 田中マルクス闘莉王
- 吉田麻也
- 森重真人
- 内田篤人
- 長友佑都
- 酒井宏樹
- 酒井高徳
- 昌子源
- 冨安健洋
- 伊藤洋輝
- 板倉滉
- 谷口彰悟
- 菅原由勢
- 毎熊晟矢
これらの選手たちは、それぞれの時代において日本代表のディフェンスラインで重要な役割を果たしてきました。中澤佑二や宮本恒靖などのベテラン選手から、現在活躍中の吉田麻也や冨安健洋まで、日本サッカーの発展とともにディフェンダーの役割や特徴も変化してきています。
ゴールキーパー/GW
- 松永成立
- 前川和也
- 小島伸幸
- 川口能活
- 楢崎正剛
- 曽ヶ端準
- 西川周作
- 川島永嗣
- 東口順昭
- 権田修一
- シュミット・ダニエル
- 鈴木彩艶
- 前川黛也
- 大迫敬介
これらの選手たちは、それぞれの時代において日本代表のゴールを守る重要な役割を果たしてきました。特に川口能活と楢崎正剛は、長年にわたり日本代表の守護神として活躍し、多くの国際大会で重要な試合に出場しています。
近年では川島永嗣や権田修一、シュミット・ダニエルなどが代表チームで活躍しており、日本のゴールキーパーの層の厚さを示しています。また、若手の谷晃生など、将来有望な選手も台頭してきています。
主な歴代監督
- 川淵三郎
- 森孝慈
- 石井義信
- 横山謙三
- オフト
- ファルカン
- 加茂周
- 岡田武史
- トルシエ
- ジーコ
- オシム
- 岡田武史(2期目)
- ザッケローニ
- アギーレ
- ハリルホジッチ
- 西野朗
- 森保一
これらの監督たちは、それぞれの時代において日本代表を率い、チームの発展に貢献してきました。特に、トルシエ、ジーコ、岡田武史(2期目)、ザッケローニ、森保一などは、ワールドカップでの活躍や、アジアカップ優勝など、大きな成果を残しています。
その他
- 愛称:SAMURAI BLUE(サムライブルー)
- ユニフォームサプライヤー:アディダス
- サポーター団体:ウルトラス・ニッポン
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